刑事訴訟法 酒巻匡の紹介(評価、感想) - ほのぼのと司法試験に挑戦

刑事訴訟法 酒巻匡の紹介(評価、感想)

基本書
10 /27 2016

 酒巻 匡先生が書いた刑事訴訟法の基本書の紹介(評価 感想)です。

 元ネタが法学教室で出版されたもので、それを加筆修正して出版したものです。法学教室での伝聞の説明が非常に分かりやすく、法学教室の当該部分をコピーして受験生のほとんどが持っていたという時代もあったため、教科書発売に際してはものすごい期待された本です。

 いざ出版されてみると、思ったほど高い評価を得ることができませんでした。おそらく、期待が高かった分、些細な不満を大きく捉えている人が多いからでしょう。例えば、自白法則の根拠について、~説という形で表記せず、自説を述べるに留まっていることについて、マイナスの評価がなされることがあります。そのため、最初の刑事訴訟法の教科書として、オススメしづらいことは確かです。

 しかし、法学教室の当該記事を読んでいない私にとっては、出会えてよかったと言える基本書です。伝聞の解説は分かりやすいの一言に尽きます。元々法学教室を読んでいない人であれば、伝聞のためだけにこの本を買うメリットがあります。現在合格者の答案を見てみると、酒巻先生の記述に影響を受けている人が非常に多いことからも、この本の重要性が見て取れます。

 実は、強制処分についての論証においても、他の基本書と比較すると非常に濃くこの点について解説がなされているため、強制処分の記事を書くに際して、非常に参考になりました。

 司法試験の重要な部分について―例えば、上述のように、伝聞、強制処分等について―、他の本にない分かりやすい唯一無二の解説がなされているため、この酒巻 刑事訴訟法は必ず読むべき基本書となっています。ぜひ、読んでみてください。

-関連記事-
強制処分の論証
強制処分に関する判例一覧
刑事訴訟法(酒巻 匡) (amazon公式サイト 刑事訴訟法(酒巻 匡) )
刑事訴訟法講義 第5版 池田修 前田雅英 の紹介 (感想 評価)



 

 

コメント

非公開コメント

水刀

2017年4月、LSに入学しました。