判例百選 - ほのぼのと司法試験に挑戦

久しぶりのブログ更新!- 近況報告

日記、雑談
05 /03 2017

 お久しぶりです。

 5月初の更新です。


 法科大学院に入学し、新生活に慣れているところです。よくLSの授業は大変だと聞きますが、正直授業自体はそこまで大変に感じませんでした。予習をほとんどしなくても授業についていけるので、その辺が大変に感じない理由になっていると思います。一応判例を予習のために調べてみると既に知っている判例だったりすることが多いので、ここまでの勉強が間違っていなかったと確認できるのは嬉しいような、知らない(短答試験に出題されるような)判例・知識を教えてほしいような、といった感想を持っています。

 どちらかといえば、引っ越し・転居や予備試験短答対策に時間を取られ、ここまで更新ができませんでした。

 予備試験の短答試験が近づいているので、ブログの更新等も低頻度になりますが、できる限り更新していこうと思います。刑事訴訟法判例百選の新版が近日発売!という情報を聞いたので、その辺りから更新等を行っていこうと思います。

◆最近更新した記事◆
窪田充見先生の家族法の基本書についての記事
 第3版出版を受けてその情報を追加しました。

刑事訴訟法判例百選 第9版について
 第10版出版予定を受けてその情報を追加しました。

【おすすめの記事】
よく見られている憲法の基本書を紹介する記事です。
行為無価値論の基本書がほしい人におすすめの記事です。


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著作権判例百選 第5版が発売

基本書
01 /09 2017
 
   著作権判例百選 第5版

  ムック: 246ページ
  出版社: 有斐閣; 第5版 (2016/12/13)
  ● amazonで購入検討する場合は、こちらから  


 発売前から様々な人に注目された著作権判例百選 第5版が2016年12月に発売されました。「TRIPP TRAPP事件」(知財高裁平27年4月14日)を始めとして、重要な判例の解説がなされています。著作権法を勉強している人に必携の判例本です。

 著作権判例百選 第5版が発売されるまでの一件については、著作権判例百選が著作権法違反を主張され出版差止めを受けていたが、逆転勝訴で著作権判例百選が出版される。という記事をご覧ください。

著作権判例百選が著作権侵害を主張され出版差止めを受けたが、逆転勝訴で著作権判例百選が出版される。

法律トレビア
12 /13 2016

 著作権判例百選 第5版は、著作権侵害を主張され、東京地裁から出版差し止めの仮処分を受けていました。ミイラ取りがミイラになった話として法律に興味がない人にも、それなりに話題になっていたと思います。
 しかし、抗告審たる知財高裁が地裁判決を覆し、出版差止を求めた者は、著作権者ではないとして、出版差止めの地裁決定を取り消しました。そして、これを受けて有斐閣は、2016年12月13日に同判例百選を出版するそうです。
 ちなみに、ミイラ取りがミイラになっただけでなく、そもそも法律的にも重要な事件であり、著作権法違反の場合における出版差止めは、表現の自由との関係でいかなる場合に許されるのかという論点や、編集著作者はいかなる場合に認められるのか(編集著作者該当性の分水嶺はどこなのか)という論点などを含み、著作権法領域で重要な判例としても注目を集めています。

 そもそも判例百選とは?
 判例百選は、有斐閣から出版されている法律系の雑誌であり、その法分野における重要な判例をだいたい100件集めたものです。法学部、法科大学院、司法試験受験生が良く使う教材で、憲法判例百選、刑事訴訟法判例百選などは司法試験受験生にはほぼ必携と一冊となっている有名な雑誌です。
 1件1件の事件について、事案の概要、判旨、解説がなされ、解説は1件1件別々の教授・実務家によって書かれています。

 これまでの一連の裁判は何が争われたのか?
 判例百選はその性質上100人以上の人により書かれていますが、どのような判例を扱い、誰が原稿を書くのかということを決定する必要があり、その役を担った人は、編者として表紙に名前が載ります。著作権判例百選 5版であれば、小泉 直樹、 田村 善之、 駒田 泰土、 上野 達弘 の4名が編者として表紙に名前が表示されています。
 著作権判例百選 第5版においても、どのような判例を扱い、誰が原稿を書くのかについて少人数でメール等で話し合われたそうなのですが、メールで連絡を取り合った教授の一人が、表紙に名前を表示させてもらえませんでした。そこで、この教授が、私は編者であり、「編集著作者」であるから、氏名を表示するかしないかの決定権を有するにも関わらず、氏名を表示せずに出版することは違法であり許されないとして、出版差止めを求めたのです。
 要は、この裁判、「私は編者であるのに、表紙に名前が載らなかったので、訴えてやる」というものです。

 法律的には、著作権法19条1項本文には、「著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利を有する。」と規定されているので、これを根拠とし、同法112条による出版差止めを請求したのです。

 結論
 これまでに抗告審の決定は出されていますが、仮処分に対する決定であるので、まだまだ争い続ける可能性もあります。というか、まだ決着するまでもう一ラウンドあると思います。

 これまでのところは、知的財産高等裁判所での判断で、差止請求者は、著作権者ではないとして、表紙に名前が表示されないのは当然であるとしています。


刑事訴訟法判例百選 第9版 の紹介 (感想 評価)

基本書
11 /10 2016

 刑事訴訟法判例百選 第9版 の紹介 (感想 評価)です。


 本文中101件とAppendix(付録)41件の合計142件の刑事訴訟法判例が収録され、他の判例百選と同じように解説がなされています。刑事訴訟法の判例百選は、非常に解説のクオリティーが高く、評判がいいです。もちろん、執筆者が多いために、解説の質が悪いものもありますが、少数に留まります。

 NO1事件など論証にそのまま使える解説をしているところもありますので、解説までしっかりと読み込みたい判例集となっています。また、今年(2016年)の東大LSの入試問題が百選NO90事件を意識しているように、百選の知識が必要不可欠な問題も多く出題されるので、刑事訴訟法を勉強するなら持っておきたい一冊です。


 近日中に第10版が発売予定です。第10版の出典情報はこちらから。



会社法百選 第3版

基本書
10 /04 2016


 会社法判例百選の新版(第3版)が、2016年9月29日に発売されました。

 司法試験のために勉強をしている人であれば、ほとんどの人が旧版を持っているところであり、私も旧版を持っているので、新版を買うべきか悩むところです。ただ、会社法が大改正をしている以上は、買う必要が高いでしょう。

 会社法が苦手なので、ここは購入して勉強意欲を高めていこうと思います。

 まだ、全部に目を通していませんが、株式の共有の分野の判例が追加され、この株式共有分野の収録判例数は3件になりました。出題可能性が増えることが考えられますから、共有については、しっかりと復習したいところです。

 10月21日に当該記事の修正等を行いました。



水刀

2017年4月、LSに入学しました。